2007-01-01から1年間の記事一覧

ヌーデと仏人フォトグラファーと

先日、ある集いのヌードデッサンに混ぜてもらった。やっぱ楽しいなぁヌーデ。という感想。で、やはり私は強い線が引けないんだな…としょんぼりした日。迷いのない一本の線で肉を感じさせることは出来るはずなのに、私はやっぱり陰影と当たりをつけることから…

Odilon RedonとFranz Kafka

「誰もが掟を求めているというのに」 と、男は言った。 「この永い年月のあいだ、どうして私以外の誰ひとり、中に入れてくださいといってこなかったのです?」 いのちの火が消えかけていた。うすれていく意識を呼び戻すかのように門番がどなった。 「ほかの…

Odilon Redon

ルドンはとても謎めいている。この人の世界は不思議で魅力的で悲しげで、悪夢のような。

さあ頑張るぞ頑張れ頑張れよ

春の夜の人のいない伽藍の底に シンメトリーに双子の少女がいて 遊びとはいえない 殺し合いのようなキャッチボールをしている ぶつけ合っては血の色の 泣き笑いの双子の野球だ 〜 伝道師よ、世界は遊びとはいえない 殺し合いのようなキャッチボールなんだ fr…

有り触れた男女の友情云々

最近知り合った三十路ちょい過ぎの絵描きに、「今度デートしませんか?」と言われ、まあデートゆうても付き合う付きあわへんは脇に置いて、友人関係になりたいな、こんなナチュラルな変人そうは居ないし。と思って軽い調子で「いいですよー」と。「アトリエ…

買い物バトン

モンさん(id:mon-chan)から回ってきていました!無視してたんじゃなくて、すっかり忘れていただけです、モンさんごめんなさい!真面目に考えましたが分かりませんでした。 あなたがよく買うものは何?(5つまで) ガム たばこ キャベツ 服 本・写真集 今あ…

トラウマ神話の崩壊

私は求める人が居て救われる人がいるなら、別に目くじら立てて論破してやれ!ってほど嫌いな訳ではないですが、この手の本はトラウマ産業の社会において、なかなか興味深く面白く読めますな。私はフロイトの存在意義はもう、ものすごくリスペクトしています…

人生は100円ショップ

かなり前、私がまだもっと青かった頃、小耳に挟んで忘れられない1節があります。永遠の命を探してさまようギルガメシュの話。人間は与えられた日々を生きればいいのだ。本当はものすごくシンプルなことなのに。なのに。 シドゥリはギルガメシュに言った。 「…

廃墟ロマンに踊る

廃墟は物悲しい。けれど美しい。だって、ここにはもういない誰かがいたから。世の無常とか。時間の流れを前にした存在の儚さとか。 おすすめサイト 廃墟デフレスパイラル 〜ぼくたちの秘密の場所〜 ここ

絵描きの町へ

エイプリルフール、私は友人に誘われ、10年続いているというスケッチ合宿のお仲間に加えていただき、三重県の大王崎というところへ行ってきました。みなほぼ年上の方々。勤め人から主婦、絵描きまでどこまでも濃いキャラが揃っていました。しかしね、こっち…

ベルリオーズ『幻想交響曲』

なんとなくだけれど、ずっとベルリオーズのこの曲欲しいな、誰ので買おうと、時々思って過ごしていたおり、本日会場で売っていたので購入。佐渡裕指揮、パリ管弦楽団演奏。これからベッドに入って聴こうと思います。 [rakuten:simareco:807709:detail] あと…

私に人生の娯楽を

美しい季節が到来し、全国から人が押し寄せる古都から脱出を、というわけでもないのですが、本日は神戸へよちよち出かけてまいりました。友人が年間チケットを購入しているよ、一緒にどうか。と誘ってくださったので、兵庫芸術文化センターは佐渡裕指揮する…

『パフューム ある人殺しの物語』

同じ日に、なんだかつかれたよ、もう歩きたくない。という気分になり、通りかかったMOVIXというシネコンにひとまず入って、何でもいいから今見れるものというチョイスで、『パフューム』をみた。見た?観たら良いと思います。 私は前半で数分異世界に意識を…

ご飯茶碗と出会う@アートフリマ

とても眠いんだけども、寝るわけにいかないのは、明日から誘われて、ちょっとスケッチ小旅行に行くのに準備がまるで出来ていないから。 月が変わる前になにかと思っても、何もないなと思ったら、ひとつ思い出した。先の週末、京都ではアートフリーマーケット…

木の芽時ですから

春の陽気が古都にも降り注いでまいりました。 少々精神面に問題を抱えた友人に久方ぶりに会ったら、ぎょっとした。柔らかな狂気を感じた。ああ、春だから…とその部分は軽く無視して、「久しぶりだねー」と笑いかけ、当たり障りのない言葉を並べてみる。彼女…

春雨の中、ことりがちゅんちゅん

新しいペンタブが届いたので、ずいぶん作業効率も上がったようなそうでもないような、しかしそうなのだと言い聞かせてているうちに、古都にも朝が来ました。ペンタブはすこぶる調子が良いけども、マウスがなんだこれこの不安定さ。私は左利きのくせに、相当…

大黒@清水寺

ベタな京都体験をあんまりしてねえな、と友人と言い合って、清水〜八坂神社まで観光気分を味わったのも、もう1ヶ月以上前なんだ…。なぜに年とともに時間の経過が早まってゆくのだ。わかった、これがあれなんだ。時間泥棒。子供時代を懐かしんで、久しぶりに…

ピーテル・ブリューゲル(&ヒエロニムス・ボッシュ)

トップ画の拡大 「The Tower of Babel」といえばブリューゲル。やっぱりボッシュ(ボス)に通じますな。人間を描いていても生臭さのないマットな感じが好き。そして好き。 結構前にボス好きの私に人がプレゼントしてくれたもの。部分的な拡大が多く収録され…

バベルの塔の例え話

かつて神の怒りに触れ、言語を分かたれた人間たち。我々バベルの末裔は、永遠に分かり合うことは出来ないのか。 バベルの塔*1 Gyaoで映画を見ていると、もうこれでもかという位に、映画『バベル』の予告を見ることが出来るわけで、このコピーを耳にするたび…

「ビル・ヴィオラ:はつゆめ」展へ行く

最近の私の生活において、これといって特筆すべき出来事はあまりないんだけれども、友人が招待券を持っていたのもあって、ちょっと前に兵庫県立美術館へ。森美術館を逃していた「ビル・ヴィオラ:はつゆめ」展へ行った。 東京では黒川紀章が妙なことになって…

卒業制作展の2月

東京でも、藝大卒展やら5美大展やらが終わったと思うのですが、古都も京都5芸大なんて名称もあるくらいなわけで、2月の京都市美術館は卒展てんこ盛り。いくつか見逃したのもあったけれど、楽しいですな卒展は。 で、本日で終了した某大が、私が見た中ではわ…

天龍寺 嵐山

2月の頭になってようやく余裕ができ、やっと古都らしい観光をした日に撮った天龍寺。これが秋だったら、こんなに人のいない写真は無理だったでしょと、紅葉時期に来れなかったことを悔しがる脳内小人に言い聞かせ。

自称鬱持ちちゃんたち

別に私が発見したことではないけれども、自称鬱持ちはもう、=自己愛過多もしくはナチュラルな自己中と認定してもよいのだろうなと確信を持ったんである。ここで私が言っているのは、うつ病と戦いながらなんとか生活(通勤・通学等)を頑張っている人や、擦…

ぶろぐってなんだっけ

こんばんは。きっとここを訪れてくださる方は、もうほとんど居ないのだと思います。忙殺の日々を超えてみたら、ブログという単語さえ忘れ去っていたもにかです今晩は。懐かしいもなか。ほったらかしが可哀相で、トップの画像だけ変えたままほったらかしのも…

ロストジェネレーション?それ美味しいの?

私の孤独な京都ライフにおいて、だいぶ可愛がって頂き大変お世話になっているおねいさんがいて、お宅へご挨拶に伺う。と、他県の某医科大で教授兼小児科医をしていらっしゃると話には聞いていたご主人がいらっしゃり、5時間ほど3人でお喋りを楽しんだんであ…

新年早々自決、うわぁ

私が古都を離れた翌日に、金閣寺が雪化粧している様をテレビで見ました。ああよかった。そうして年末年始をあっちへこっちへ。で、私がひとまず古都へ帰った翌日に、身内のやっている立体駐車場最上階から、見知らぬ人がケータイを残して正月も早々に落下自…

金箔ラーメン

あけましておめでとうございますことしもよろしくおねがいいたします。ここずっとなおざりなのですが、見捨てないでください。もうすぐもなかが2歳になるのですが、日記をつけた日が、これを入れないで365日なのですって。へえふうん、2年で1年分なんだ。と…