2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

二次元の少年は無味無臭

四谷シモンの『解剖学の少年』に胸を打ち抜かれて以来、人形にはまったといえるくらいに、シモンの少年人形が好き。生の無い存在が恍惚の表情を浮かべて、自ら胸を開いて作り物の内臓を晒しているその姿を見ていると、人間の肉体なんてこの程度のものなんだ…

何かの歌謡曲番組

何となくつけたテレビでジュリー熱唱。わあ!ジュリー!めちゃめちゃかっこいい。ゴージャスでセクシーでエレガント。眩しくて素敵すぎてくらっときた。生まれる前とか生まれた頃とかにこんな王子様がいたなんて、何ていい時代なんだ。今現在の芸能界に、こ…

きらめきの季節/美麗時光

とてもよかった。一言でいえばチンピラものの青春の日々なんだけども、ああ、いいもの観たな…と感慨に耽った。ホウ・シャオシェンの助監督出身というチャン・ツォーチ監督作品は初めて観た。 台北に住むアウェイとアジェの物語。従兄弟同士で、親友のような…

白くま@ぐみ

ある人のドイツ土産のくまグミ。ドイツの固いグミ最高。マイスターの味。

NHK白くまピース

録画しておいて良かった。白くまピース…かわいい…。飼育係の高市さんの自宅で寝かしつけられるその姿。かわいいよーかわいいよー。ぽてっとしたお腹にきゅんとする。歩けるようになったその姿は、動くぬいぐるみだった。かわいい…おしりかわいい。 高市さん…

新約聖書もなかなかなぁ

例えば、『放蕩息子のたとえ』という話。 ここ この話がもうどうしてもどうしても受け入れられないのであって、いやこれだって、じゃあおまえはなんだ、潔癖な人間か?お前が間違いを起こしたときにも、こうやって向かえ入れてもらえるということなのだ、こ…

無宗教国の幼児洗礼者

聖夜にかこつけていつもより高級なものを食べ、普段とは違う性交をというのも享楽的でイベント好きな日本人らしいし、どうせなら楽しんだほうが得。それでもこの時期その日になれば、ああそうだった。自分はカトリック教徒でありましたよと思い出して、なん…

サンタはいなかった

人様のサンタエピソードを聞くのが大好きで、サンタは居ないと知った日の話は誰のを聞いても面白い。子供時代に聞いた害のない甘い嘘は、どうしてこうも郷愁を呼んで胸の辺りをこう、ぎゅっとするんだろう。おお。 私がサンタが親だったと知ったのは多分小学…

眼鏡屋で講義を受けながら、空気を読むことについて考える

眼鏡屋のお兄さんは、ここぞとばかりに専門知識を私に授けてやろうと、視力矯正の理想についてながながながながなが講義をしてくださった。 0.0いくつかの視力を1.0に矯正するという発想は間違いで、どこにピントを合わせるのかという調整の問題だと視力矯正…

Jean-Antoine Watteau

『代わりの男』がやって来るのを待っている男はこういう印象。ジャン=アントワーヌ・ヴァトーの『ジル』。晒し者になり、無表情を保ちながら居心地が悪そうに緊張している。ジルはとても孤独だ。 Gilles拡大

筋肉少女帯というかオーケンワールド

筋少大好き!とはいうには全然詳しくもないんだけれど、筋肉少女帯の音源をいくつか持っています。とにかく歌詞が独特な世界で面白く、中でも『代わりの男』というしんみりした曲が好き。大雑把に2種類に分ければ下手かなという歌声の不安定さもまた個性なの…

NHK教育 知るを楽しむ・私のこだわり人物伝

大槻ケンヂ、江戸川乱歩を語る。昨夜みて、とても面白かった。大槻ケンヂによる乱歩ワールドの独自の『蟲』解釈と、映画『乱歩地獄』の映像を交えながらの25分。もっと!もっと! ダメ男のセンチメンタルでロマンティックなダメっぷりを語らせて、この人ほど…

度が強すぎるきつい

書いてプレイビューをクリックしたらサーバエラーですってよ。はは、消えたよ。もうやだ。ひとつ言いたいのは、今日受け取った眼鏡が度が強すぎて頭が痛いよということ。 夜しか使わぬと言ったじゃないか。見えすぎ。2.300メートル先の窓ぶちがくっきりと見…

スタートライン涙のスプリンター

「シュンにとって、走ることは、生きることなんだ!」しみた。すごい直球だ。ものすごくどこかで聞いたか見たことがあるよ。愚かな視聴者たる私にとって生きることなど、食べることと眠ることの維持程度のことでしかなかったよ。 ああ私は輝いて生きていなか…

メガネのレンズを

夜しかかけぬ眼鏡なので4.5年くらい前に作ったまま使い続け、進んでしまった視力にいよいよ対応しなくなってきたので、泣く泣くこの暮れも押し迫った何かと物入りの季節に、レンズだけ取り替えることにした。 2人の諭吉と一葉ちゃんといくばくかが、寒い財布…

フィギュアスケート GPファイナル

スポーツマンシップに多少欠けている女子一匹ではありながら唯一興味を持って観戦し、なおかつ顔と選手名セットで10人以上把握できるスポーツがあり、今まさにそのフィギュアスケートが楽しくてしょうがないので、今日も今日とて非常に楽しかったです。松岡…

コック様はデリケートですね

「敬語でセックス」というのを見かけ、ああそういえば男子ってけっこう彼女との性生活を喋るみたいよ、アレってどうにかならないの?ということを、ふと思い出したのだった。 昔知人の男子にものすごく愛くるしい彼女がいて、その女子は非常に大人しくて可愛…

メガネでシャワー

さあ、今日一日の嫌なことも疲れもシャワーで流してしまえと思い、蛇口をひねって笑った。眼鏡をかけっぱなしだった。あらまあ、私ったら!本来は朝起きて顔を洗ってから、夜、風呂あがりに外すまではもう日中ずっとコンタクトな生活を送っているわけで、コ…

Edward Hopper

エドワード・ホッパー大好き。人物の日常の一瞬を切り取ることで、そこにその人物の抱える孤独や寂しさや、日常の虚しさや倦怠を映しす静かな画面にぼんやりとした寒さが満ち満ちています。

こんなに寒いなんて人生は不毛すぎる

さむいさむいさむいさむい。夏が恋しい。どんだけ着込んでも寒いものは寒く、寒いと気分まで塞いできて、何もかもああうんざりさという気分になる。 ああ寒いもう駄目だ。ああ寒い私は駄目なやつだ。ああ寒い明るい未来が思いつかない。ああ寒い日本の先行き…

強度偽装劇場にはまる

登場人物も、姉歯、四ヵ所に、訊く方も三日月、馬淵なんていう珍しい苗字オンパレード。もう本当に映画か小説か、みたいに興奮しつつ耐震強度偽装問題の行方をみつめる。 話題の建築物が出来ても、いつだって脚光を浴びるのはデザインをした意匠。華やかな注…

京都の宇治市のボクちゃん

はじめてこの話を見かけた時は、23歳の塾講師と塾生12歳が、「日ごろからそりが合わなかった」って、なんかおかしいな、そりを合わせるものか?教える・教えられる構図に関係あるか?と首をかしげたのだった。 「恨みを持っていた」 「キモいといわれ、その…

吉原炎上

サユリちゃんは芸者と花魁がややごっちゃだと指摘するのさえ憚られたけれど、花魁ものならこれ。青い頃一度みて単なるエロ映画だと思っていたこいつを最近観て、年齢とともに物の受け止め方は違ってくるなと実感した。 体ひとつで稼ぎ、のし上がって、傷つく…

SAYURIちゃんで出会った無邪気なナショナリズム

劣等意識がコンプレックスがでかい人間ほど、プライドが高い。これを肝に銘じて、出来るだけ冷静に、怒るんじゃなく余裕をかまして笑うことにしたつもりでも、少々かちんとくる。現代の無邪気なナショナリズムが、プチナショナリズムなんていうちょっとライ…

『SAYURI』ああ…

「日本が嫉妬する、JAPAN。」しねーよ! 観ながら、なんだこれはCHAPANですか?JAINAですか?とかそういう強引でくだらないことを考えてしまうくらいに、無国籍ファンタジーと割り切って観ても中身がない。話自体が退屈なので、自然目が行くのは、面白ジャパ…

『パニック/脳壊』

これこそがフロイトですというお手本のような映画だった。脳がぶっ壊れてパニックなんていうエキセントリック感の漂う題名からはちょっと想像のつかない、端正な正統派すぎるくらいの正しい父息子物語。正しすぎて、もう少しひねって欲しかった。 絶対的な父…

どうしよう足りないよ

乳がん検診のやり方を知って呆然とした。台に乳をのせて、二枚の板でぎゅうっと均一に潰すんだそう。可能な限りまで。えー…そんな扱い?と聞くといやもう乳も完全に物体扱いで酷いもんだという答えをもらう。のせるほどもなく、潰すほど豊かじゃない乳はどう…

ふうん…

長野の行方不明小5男児を、家に上げて食事をあげたといっていた女23歳が、いや実は嘘をついてましたすんませんと。注目して欲しかったと。しかし捜査妨害。ちょっとちょっとと思いながらも、何だかしゅんとしたニュースだった。なにかこう、この馬鹿な女のど…

ドナ様

どこまでもどこまでもドナルド・サザーランドが好きです。小太りの息子じゃイヤです。好きな女優は?ときかれればたくさん過ぎて答えないんだけれど、好きな俳優は?ときかれれば迷わずドナ様。どうしてこんなに好きなのかも、いつからこんなに好きなのかも…

それはどうなのっていう

「ねえ見て見て、あれレズじゃない?」と好奇心満々の声に言われてそちらを見れば、FTM要するにおなべと清楚な感じの女子のカップルだったりする。あれは正しくは男女のカップル一般認識では戸籍上女であれば、男っぽい女子と女らしい女子のカップルでしかな…