2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

妹の部屋を空っぽにした。レンタカーで走り回って、捨てるかどうかを迷うものは全て他の兄弟のうちに運びこんだ。人にまず話すわけには行かない喪失を共有している人間がいるってだけで、こんなに救いがあるとは知らなかった。人生で一番辛いね、これ以上は…

妹とは関係ない、私自身の諸々の事務的な作業やら制作やら何やらを、ひたすらに片付けた。だから切羽詰まると私は徹夜しようがなにしようが何とかできる女なんだった。この泥縄体質。いつかもっと立派な大人になりたい。 父に毎晩電話するなんて今までにはな…

自殺で死なれると、どうにもどうしようにも正当化できるネタも慰めになるネタも救いになるネタもない。病死でも事故死でも突然死でもなく、長く苦しんだからとか、本人は苦しまなかっただろうからとか、だから神様が呼んでくれたのだとか、どんな方法でもそ…

夜になってようやく、1週間弱放置していた案件をせっせと片付けにかかったところ、思った以上に時間がかかり、さっきようやくすべて片付けてポストまで散歩に行ってきた。 だから何にしてもやらなきゃならないことはやらなければならないので、これからちょ…

今までも何度となく落ち込んだり悩み込んだりはしてきたけれど、精神的にこのような荒み方をしたことはほとんどなかったはずなので、どうしたら元に戻れるのかわからない。何がどうなのかは分からないけれど、何かがとても変わってしまった感じだ。性格的に…

あまり早い段階で感情に蓋をしないほうがいいよ。悲しむ時間は必要だよ。 たぶん身近に同じような境遇で似たよう状態にいる人がいたら、私はこんな風に言うだろうなと考えている。といいつつ、私の場合は内面の状況を他人に気取られない自信はあるんだけれど…

これは何かに対して申し訳ないのかどうなのかよくわからないんだけれど、どうにも私は慣れてきたというか忘れてきたというか薄れてきたというか、こんなことってあるんだろうかと冷静に考えたりもするんだけれど、「なに悲劇に浸ってんだよ」という気分にな…

一体何きっかけで妹があんなに博愛精神の塊みたいな人間になったのかは全然わからない。たぶん生まれつき、自己中なくせに優しかったのだろう。 ホームレスの自立支援センターで、明日のない、誰にも気遣われないおじさんたちが、自分のような若い子に励まさ…

昨日は夕方頃に帰ってきて、玄関先でプチ骨壷を出して家の中を見せて回った。一軒家に引っ越した我が家に来たがっていたので、アトリエと二階部分の住居スペース、このソファーベットが来客用。なかなか広くなったでしょう。見せたかった。それでそのあと、…

昨日は両親を見送り、兄弟とごはんを食べて、夜電話して、私は1ヶ月ちょっとぶりに、妹の部屋に泊まった。 部屋の荷物はまだ割りと残っていて、買い物好きだったせいで、洋服も靴もかなりもらったけれど、まだまだ店でも開けそうだ。ただでさえ標準の倍はあ…

昨日は打ち込み終えたらネットの接続が切れていて、ながながなが書き込んだのが消えてしまい、再度なんとなく携帯をぱちりながら寝てしまったんだけれど、昨夜私たち家族は葬儀以来初めて骨壺を開けて、骨を分けたんだった。兄弟それぞれ、お気に入りの形を…

私たち兄弟分と、いつか気持ちに整理がついた時に思い出の島に散骨する両親用に、骨壺に見えないくらいに可愛らしいながらも骨壺に必要な機能性を備えた瓶というか壺的なものを探して歩き回った。ほとんどの店は一緒に行ったことがある。それで妹が一番気に…

大変つかれた ただやりきれないのだ 遺品の整理がしんどい。 何もかも捨てたい全部とっておきたい 笑うのに疲れた。妹の友人たちと故人を忍んで談笑する やりきれない

やりきれない 私たち兄弟は、過去に妹を亡くした人間として、それでも各々の人生をつんでいくんだろう でも両親はこの先の人生をずっと、誰よりも可愛がった24の娘に自殺された親として生きていくしかない。 自殺で子供を亡くした親にかける言葉なんて見当た…

あの時こうしてたら、こう言ってたらと考え出したら際限がないことも、救いのないダメージを受けることも、この手の自責に出口がないことも知ってる理解している。 あの時はああ言うしかなかったし、ああすることが正しいというか真っ当な根拠があったから、…

どこにも言えないからちょっとここで吐いてみる 妹が他界した。ひどくぼんやりする。こんなにあっけないものならば、もっと色々なことを覚えておけばよかった。 もっと、なにかもっと伝えておけばよかった。なにも死ぬことないじゃないか泣く気にもならない…