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あの時こうしてたら、こう言ってたらと考え出したら際限がないことも、救いのないダメージを受けることも、この手の自責に出口がないことも知ってる理解している。
あの時はああ言うしかなかったし、ああすることが正しいというか真っ当な根拠があったから、そのつどそのようにそうしてきたのだ。
どうしてなんだろうかといえば、かなりまいってたからなんだろう。
なんでなのかといえば、先の自分にも現在の自分にも、生きるに値する何かを見い出せなかったからなんだろう。
これ以上のことを考えないようにする。
私にできたことはしてきた。それで、それ以上に私にできることは別になかった。
ああ吐き気がする。
自分がどんな感情を持っているのか、私はいま何を感じているのか感じるべきなのかわからない。
明日葬儀で妹と対面したら私はどうなるんだろうか。私は大丈夫なんだろうか。お通夜に駆けつけない自分をのちのち責めるだろうか。
怒ってるのか悲しんでるのかわからない。リアルじゃないのだ。
誰に対してなのか何に対してなのかわからないけれど、ただただこんなのってない、ひどいって思ってるだけ。
ああすれば良かったなんてない。ただ単に結果があるだけなんだ。誰のせいでもない