トミー、電動歯ブラシと戯れ上京
歯ブラシを新調しましょうとドラッグストアーの該当コーナーへ。歯ブラシは手でしょ、そんなとこまで機械化してものぐさトミー化するなんて、チャップリンの予期したモダンタイムスそのままじゃないのと、長く時代への反発心やら抵抗やら単なる意地やらで無視してきたこいつを、なんとなあく買ってみた。
電動ブラシ最高。
歯磨きってこんなに気持ちいいものだったのか!単にすっきりするとかそういうレベルを超越して、これはもう、なにかしら、快楽?この小刻みな振動ったら!もう、何度だって磨きたい。一日3回といわず5回でも6回でも、この快感に浸りたいの。このお口の爽快感ったら。どうしてこんなに意地を張ってきたのだろう。文明の利器は利器なのだと知った日。一つ大人になりました。
ものぐさたるトミー・ナマケンボの一日は、機械に起こされ、ベルトコンベアー式に着替え・食事・歯磨き・お風呂と生活の基本をなす全てを機械にしてもらい、長い階段の下へおろされて、大好きなベッドへ一日かけて、長い長い長い階段を這い上がって眠りに着くという繰り返し。子供心に、トミーは何のために生きているのかわからんなと思っていました。でもこの絵本は非常に面白いの。大好きでした。
- 作者: ウィリアム・ペーンデュボア,松岡享子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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