え、ほめてくれるだけ?

mxoxnxixcxa2006-07-28

 今日バスに乗っていて、だからバスは一万円札・五千円札は両替できませんて書てあるだろうがしょうがねえなほんと。誰か5千円両替できませんかね!と運転手が叫び、所在無さ気に立っているおばちゃんが哀れだったので、寛大なる私が助けてやりました。
 その後、通路の向こう側からおばあちゃんが何故か私に話しかけ、次のバス停はどこかと言って不安がるので、わざわざ通路向こうへ出向いて四条烏丸だと答えをくれてやると、「ええ!わたし大丸行きたいんやけど。そんなとこまで行くんか」と。いやお前の行きたい大丸は四条烏丸からすぐだよ、あそこに見えるだろが。とか言ってやると、おばあちゃんはほっとしていたよ。
 で、席に戻ってぼーっとしていたら、下車ポイントに近づいたおばあちゃんはつかつかと私の元へ歩み寄り、「あなた優しい人やわ。お金を両替してあげはって、道を訊けば優しく教えてくらはって。優しい子やわ」と言って微笑んだわけ。あ!これはもしかして、小学生の頃からずっと待っていた瞬間だ!と思ってわくわくして続く言葉を待っていたら、あばあちゃんは「本当に良い人やわ。ありがとう」と、どうでも良いことを言いやがる。待ってそうじゃないでしょ。「実は私は神様で、お前を試していたんだよ。そんな良い子の望みを20個、叶えてあげよう」でしょ!しかし私はあまり親切そうな人に見られないので、えらく自分が良いものになった気がしましたよ。褒められて伸びるタイプです。