とけるよーとけるよー

　ネタがないんだ。だって、テレビがないから。買おう買おう、でもまあそのうちでいいかと思っていると、テレビなしでも暮らしてゆけることが分かりました。世間に疎くなりました。
　放っておくなら再開しなきゃいいのにさと脳内小人が言います。ここしばらくは毎日燃え尽きて帰ってきて、面倒くさいのを我慢して何か食べて何とかシャワーを浴びて、ベッドに沈む日々。何だこの毎日。五月病になる暇もなかった。孤独を感じる余裕もない。テレビは見ない映画すら観る間もない新橋演舞場には行かれぬこの目まぐるしさ。正直ここが京都だろうがどこだろうが関係ないような。
　関西女子の「やんやん」という言葉、これはなんでしょうね。クソかわいい。たぶん「まあそうだね」とか、「ああそうか」とか、そういう時に使うのだと思いますが、まだ良く把握できない標準語人には関西の言葉がもう、とてつもなく魅力的に聞こえます。「してはらへんねんか」というこの言い回しがもうたまりません。「していらっしゃらないからね」という意だと思います。碌なものを食していないので、咳が2週間とまりません。私は今眠くて溶けてしまいます。あと数日でましな生活が戻ってくるのでもう寝ます。