「題名のない音楽会21」

カラス

 今朝はジュースとか飲みながらこの番組をだらだら観て、錦織健セレクト・オペラベスト20なんかを眺めて、「あ、絶対に1位は『乾杯の歌』!」 「ひゃあ、当たったよ!」と得意になって朝食を終えました。
 しかしながら、めくるめく有名歌曲に浸っているうちに、どうにもあまりに歌のうまい人が美しい歌を歌っているのを見ていると、何かたやすく自分にも歌えそうな気になってくるのが不思議で、しかし私は音痴の中ではきっとマシな音痴、音痴カーストの中では上位に位置する音痴、つまり自分が音痴であるという自覚をきちんと持った節度ある音痴なので、人様の耳がある時には歌など歌わぬが礼儀と心得ている音痴。そこは乙女の慎み深さで一緒になって歌ってみるなどはしませんでした。
 どうもこう、思い描いている音程とは違う音がのどから出てくるこれは一体なぜなのか。目指す音がどんなかは分かってる。出てくる音が間違っているのも分かってる。どうすれば両者の溝は埋まるのだ。わああ
 しかし部屋を片付け片付け、こんな時間かよ!っていう