電車男になるジェニファの農夫A

 なんだか今日最もアツイ俳優の一人、という設定になっていたっぽい山田農夫。フルネームは今日は使うまい。体格が顔の輪郭がこれくらいに戻ったらいいのに。戻ればいいのに。戻せばいいのに。戻るといいよ。戻って欲しい。戻れ。戻せよ。そして初主演。そんな企画モノでいいのか、というのはもうここまできたら気にするまい。決まったからには、ウォッチして行きたい。だいたい基本的には演技達者なわけで、心配せずともそりゃもうきもい男に変身するだろう。
 全国のオタク男女全員を泣かせ、テレビスポットでは、お洒落でプチリッチなOLとかが劇場でうっとりと涙を流し、「もー感動しましたぁ」「泣きましたぁ」なんてぬかしてけつかるような、すごい映画になることを願うばかり。それで、舞台となった駅や電車が、カップルで溢れる社会現象が。その上、あまりに日本中が泣いて泣いてしょうがないので、ドラマ化。主演は絶対に森山未○。それで、ドラマは映画の真似してるだけ!本当の電車男は山田!いや森山!とか、ご当地の掲示板上で戦う。そういう展開になれば、頑張って毎日でも覗いてみせる。
 それだけじゃない。この映画は更なる伝説を生むべき。電車男を見に行ったら迷惑な子供が騒いでおり、グッチのバッグにジュースをこぼされ、その親がどこかや○ざっぽいから何も言えず困っていたら、ダサいけど心根の清そうな男が助けてくれた、と2ちゃんねるで告白。それは俺だと名乗り出る男。励ます掲示板参加者。じゃあじゃあ、もう一回電車男観に行こっかよかったら来て下さい、と映画男のお誘い。そこから恋が芽生え、デートの報告。結婚までの道のりを。このように、ネットから生まれた恋愛が本となり、映画化され、それがネットに戻り、また新たな恋愛を生む。こんな複雑によじれた展開を期待したい。
 しかし電車男、脚本とか監督は誰?こうなったら、SABUとか石井克人とか塚本晋也とか。望めない絶対。誰でもいいけど破壊力満点の電車恋愛にして欲しいよ。