スケちゃんがんばる

 しばらくネットに触れない間、色々とあったのかもしれないが遡るのも面倒くさいので、テレビでは見れなかったニュースをと、芸能ニュースサイトを眺める。
舞台版セカチュー・コンビに抜てきされたのは、田中幸太朗(22)佐藤めぐみ(20)のフレッシュな2人。全国30ヶ所以上で。
 驚いた。世間的には古い話なのかもしれないが、心底驚いた。ドラマのスケちゃんがババを引いている。三匹目のサクちゃんがスケちゃんだなんて、なんて混沌としているのだろう。しかも、佐藤めぐみ。誰。イメージ検索してみても、なんかよくわからん見たことないのかも。スケちゃんがどんなに「アツクがんばります」といって、実際とても頑張るのだと思うけれども、世間的にはもうお腹いっぱいっぽいよ。そして舞台スケちゃんは、オーディションとのこと。ますますもって複雑な動きを見せている。
 でもでも、わかんないよ演出次第で大化けするかも。映画も舞台も、それなりの演出で双方が良かったものなんて、いくらでも前例があるじゃん。と考えてみる。『シカゴ』とか『ベント』とか『フルモンティ』とか思い出せないけどもっとある。舞台は見てないけれど、『ロッキーホラーショウ』、『ウェスト・サイド・ストーリー』、『グリース』、『笑の大学』もそうだけど、このへんは舞台が最初だった。『オペラ座の怪人』とか『セールスマンの死』とかなんて、やっぱり舞台がいいよ。なものも多い。そう思ってみる。でもだめ。興味がわいてこない。
 セカチュウのストーリー自体はむしろありきたり。映画も見ていないまま。しかしドラマは、まったく期待せずしょうがねえなと思って見始めて振り回されるという、恐ろしい経験をした。結局のところ薄いストーリー性をいかに料理するかいかんなのだ。