まさにAutumn in New York

mxoxnxixcxa2007-11-06

 ニューヨークに行っていました。思っていたよりも暖かくて天気にも恵まれ、3日間程度は自由に好き勝手あちこちいくことができ、しあわせでございました。ああニューヨーク大好きな街エキサイティングマンハッタンひゃっほう!ほうほほうなんて魅力的な雑踏。
 MoMA、メトロポリタン、グッゲンハイム、クロイスターくらいしか美術館には行けなかったんだけれど、ブロードウェイでファントム・オブ・オペラを観たり、チェルシーでギャラリー巡りしたりセントラルパークでお昼を食べたりと、夢のように時間は過ぎ去り。31日は大の大人さえも1匹のバカにしてしまうハロウィンが!毎年5万人が終結するというパレードにはちょっと行けなかったんだけれど、TVのニュースでその様子を見ることが出来たよ凄まじかった。もう心底楽しそう。この日は街のあちこちに、耳や角をつけた大人や、眩暈がするほどキュートに変装した天使みたいな子供と引率の親が歩いたりして、5番街のディズニーストアなんか、前を通り過ぎただけでも凄かった。
 滞在先はミッドタウンの南のほう、エンパイアステートも数分の距離にあり、非常に生活に向きつつも便利で安心な立地条件の、築100年の安価なホテル。あまり街中でカメラをパシャパシャということはしたくなかったので少ないのですが、そのうちちょこちょこもなかに貼りたいです。この地の美術館は撮影自由なところが多いので、そっちの方はもう、もう、とりまくり。
 ニューヨークはアメリカにあらずっていう通りに、あの人種の坩堝は、アジア人である私が束の間降り立って、そ知らぬ顔でいかにもここに住んでるんですけど、みたような顔して混じりこんでも、そ知らぬ顔で無関心に受け入れてくれる居心地のよい雑踏。本当に素知らぬ顔をして混じりこませてくれるので、私なんかが迷子のアメリカ人を助けてあげられるくらいなんだから。地下鉄入り口、壁のメトロマップのあたりにいたら、マンハッタン慣れしてなさそうなアフリカン・アメリカンの小柄な青年が、今どこにいるのか分からんのだけどって困った顔をして言うので、マップを指差し今ここ、この駅だけど、どこ行きたいん?じゃぁほらあれ、1のダウンタウンに乗っていったら着くよって教えてあげると、一緒に行ってくれないかと。だめだめこっちはアップタウンに乗るんだからと。ものすごく不安な顔をしていて、すごく可愛らしかった。
 ホテル、空港、レストラン、銀行、コンビニや薬局なんかで欲しい情報やモノや意思疎通は別段困難なく取り計らえても、ネイティブと他愛もない談笑するとき、ああもっと英会話を勉強しようと、深く深く痛感する。語彙が圧倒的に足りてないの。私の英語はどこまでもブロークンでぐだぐだで、ひどく稚拙だわって、それはそれはもうどうしようもなく悔しかった。ああ勉強しよう英会話勉強しよう。ちょうどここは京都だし、道端で地図を広げている異国の人々に、手当たり次第話しかけてみようなんて思ってる今は少なくとも。このテンションを忘れちゃダメよって頭の中の右側で優しく厳しく囁く声、脳内小人。
 とにもかくにも何ともいえぬ抗いがたい強烈な魅力を放つ街。もうもう、次はいつ行けるかな。