ゴスっ子魂
私はゴス魂を持っていると思う。ゴスのソウルを愛していると思う。
- 闇と耽美を愛してる。
- なんとなれば、ノートルダム寺院だって心底かっこいいと思ってる。
- ルシファーがどういう経緯で悪魔となったかだって理解している。
- ファッション十字架じゃなくて、きちんと教会で売っているロザリオだって所有している。
- 一つならず、赤のガラスのと黒のメノウのと、2つ持っている。
- おめだいだっていくつも与えられて持っている。
- 聖書だってどこかにある。
- カトリックの籍に洗礼名だってありながら、アンチクライスト魂を持ち合わせるという小粋なお茶目さだって持ち合わせてる。
- モノクロ写真でしか見たことのない澁澤龍彦(神)が、一度だけ夢に出てきて、「もにか、今日はエロティシズムと拷問の歴史についてお話してあげようね」という夢だって見たことがある。嘘じゃないあれは幸せな夢だった。
このごてごてした装飾過多な闇の文化を愛しているの。ごめんなさい見た目あんまりゴスじゃないけど。しかしながら、その辺の薄っぺらなゴスロリちゃんなんかよりは、ずっとずっともっと絶対に全くもって芯からゴスっ子に決まってる。暗黒の耽美、愛してる。黒い服の着方だって、薀蓄を持ってクールに野暮ったくならぬよう心掛けることだって出来る。びじある系に負けやしないんだ。
つまり何が言いたいのかというと、私はこの本を持つにふさわしいって言いたいの。「yaso―特集+ゴス Yaso(夜想)」 ここ アリスアウアア!マリマン!ラブ!なので、もうずっと、この売り切れ本をamazonのユーズドで定価の倍で買おうか迷い中。しかしそこまでして手に入れるべき内容なのかは謎なんですけども。ゴスロリ文化とかどうでもいいし。「Yaso #DOLL」、「yaso―特集+耽美 Yaso(夜想)」は買いました。
けれども大体が、ゴス=ゴスロリ=びじある系?みたいな図式が許せないわ、とかのたまいながらも、もしかして私こそゴスの軽薄で過剰に装飾的で思想のない退廃というか、すでにサブカルチャーとして多分に国風化されたゴスを半分しか分かってないのかもしれません。私は兎に角、コミックに触れぬまま成人してしまったので、手に取るゴス本の多くが夢一杯のナニコレ?に感ぜられるのは、少女漫画文化を知らないからなのかもしれないです。それに、ゴスロリちゃんのお洋服はもう、唸るほど可愛いと思うんですけども、中に人が入ったのを見ると言葉がないですな。好きな服を着ればよろしいんでしょうけども、わあ可愛い!というゴスちゃんを見たことがありません。ロリじゃないけれどh.naotoとか、モデルが着ていればそこそこなのに、どうして来ている人はあんなにダサいのだ。黒がなんたるかを分かってないわ!全身黒けりゃいいってモンじゃないのよゴスは。たぶん。いえわかんないけども。
しかし活字ラブ。皆川博子の幻想小説の乙女世界だって、心底愛してる。そんなところで、あまりゴスには関係ないかもしれないんだけれど、最近興味がある分野。