cockはものを考える かも

mxoxnxixcxa2005-11-19

 もなかをどんどん少女趣味全開のごてごてした場所にしたいのに、得体の知れないコック*1についてあれこれ思い出してみるうちに弾みがついてしまい、何ならもっと文句を言ってやれと思いたち、ついでなのでコック持ちの生態としてもうひとつおかしな現象を思い出した。
 非ヘテロから聞いた話なんだけれど、バイセクシュアルとかレズビアンとか、とりあえず一まとめに非ヘテロの女子がノンケの男子に自分のセクシャリティを告げたときの反応。カミングアウトするんだからそれなりに仲が良く打ち解けあった関係にも拘らず、うんうん相槌を打ち、一通り話を聞き終わり、男子は慈愛に満ちた顔で「そっか。でもそのうちお前の全てを受け入れてくれる男が現れるよ」 彼は大いなる思い込みの元に寛大なオレサマに変身。  えー…?ナニ、ばかなの?
 例えば非ヘテロ女子に向かって発せられる「えー、もったいない」 女子はコックでがんがん突かれて何ぼだろ?みたいな。同性愛者以外が耳にしたってさすがに違和感を覚えるわ。
 これがコック持ちの落とし穴に違いないわと考えた。何でもコック中心。コックのない人生なんて想像できない。同性愛の女子なんか、どうせ男に相手にされないようなのばっかだろ?と軽く鼻でせせら笑ってみたりもする反面、例えばポルノジャンルのレズビアンものなんていう完全に百合的願望の産物にドリーミンな発情をかましてみたりもする。ここの奥底には、なんだ、オレサマが本当の男ってモンを教えてやるよ!みたいなマッチョな発想が潜んでいるに違いない。うわぁ汗くさい。コックなんてものを持っていると時として非常に不自由ですね。おサルのマウンテンという行為を思い出したよ。
 もうひとつ本気で凄いなと思ったのが、例えば恋心を告白されて、いやユーには興味ないですというのを言っても引き下がりそうもないのでやんわりと男子に興味はありませんよと伝えてみる。すると男子は何だかその女子を、“かつて男子との恋愛で傷ついたトラウマ持ちの可哀想な娘”。みたいに思ってそのように接してくれるんだそうだ。ここまでくればもう素直な気持ちで凄いと思う。世の中には不思議な話がたくさん転がっているみたいだ。
 子宮感覚っていうか「女は子宮でモノを考える生物」みたような例えは、これはもうそっくりそのまま男子はコックでモノを考える生き物だよねと言い換えることが出来ちゃうことに気がついてきた。コックに操られるままに欲情し、発情に身を任せて理性をふっ飛ばしてGO!みたいな。ナマイキな女子なんかコックで一突き。私はジェンダーの戦士じゃないので難しいことは分からないんだけど、なんか思った。コックに支配され振り回されるだなんてお気の毒。

*1:乙女だもん生々しい呼び方はヤダ、ポップでライトな言い方がしたいという理由で、cockを採用しています。