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 ヤン・シュヴァンクマイエルの新作の予告編がネットに。何言っているのか分からないながらも、今回もかなりシュールとナンセンスとグロテスクが絶妙に絡まりあった寓話的世界が観られそう。ちょっと恐いのにどこか可笑しい偏愛に満ち満ちた映像は味があって独創的で大好きすごい楽しみ。どこかノスタルジックな音楽もいい。シュヴァンクマイエルと、シュワンクマイエルと、シュバンクマイエル。どれがいいんだ。
 いつかチェコに行って本場の人形劇を見るのが夢。グロテスクというと、日本では気持ち悪さや生々しさエグさっていう割とネガティブなニュアンスがあるけれど、チェコ人の好んで表現したがるグロテスクは少しく意味合いが異なり、何かこう、恐ろしいものを前にしたときに一瞬くすっとくる感じ、闇にも必ず可笑しさが含まれているという感覚なんだそう。暗闇の中に潜むユーモラスな何か。チェコ語で「グロテスカ」が喜劇を意味すると知ったときには、なんとなくこの摩訶不思議な世界観が垣間見られた気分。 「Sileni」予告編
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