海老蔵襲名へ

 昨夜は海老蔵襲名の千秋楽に。なんかこう、え、終わりなんですか?という感じでそこはかとなくなんてどころか、はっきりと物足りない気持ち。これはきっと、今月の歌舞伎座が超充実しており、素敵過ぎた所為だと思うしかない。何処と無くしょんぼりした私の歌舞伎月間のシメだった。
 着物の素敵姐さん探しをするなどして楽しんだりもした。博多芸者のボス「やっこねえさん」という方が来ているよ、と同行者様。芸者仕様ではないもののさすがの貫禄だった。女70代にして日々お稽古に励む姐さまは背筋もぴんと伸び、オーラ抜群。その他かっこいい姐さん方はみな、お商売の方の雰囲気で渋いし素敵。
 まあ、もなかに歌舞伎情報やアカデミックなニン分析を求めて来訪する人なんて絶対にいないと思うゆえ、こうなりゃ海老様贔屓の女子たちがきーとか言いそうな話を聞きました。
 知人の知人に、博多で呉服屋と料亭までいかぬ肩のこらない料理屋やっている人がおり、知人曰く、そのお店に田之助がご贔屓に連れられ3度ほど食事に来たそう。で、田之助曰く、海老様はホテルにうわさのエエお人を連れてきており、篭っておるよと。