ズバリ言うわよ!言ってんじゃないわよ

 と思っていたところ、テレビでこのおっさんが雑巾の縫い方をレクチャーしていた。もうもう、このおっさんは何をする人なの?花嫁修業って。家事はまあ、とかく人間として必要なことではあるのだけれども、言っていることも何かこう、前時代的というか封建的というか、古いおっさんの思考。
 家事をうまくやって旦那の心を繋ぎ止めろって言われてもなあ。楽しく分担すればいいじゃん私独身ですけども。女子は家で旦那の帰りを待つしかないわけですか、しおらしく。で、こんなに尽くしているのに…なんていいながら夜なべして手袋を編むの?チャンネルを変えてしまう。
 このおっさんの支持層は、やはり細木数子と同年代なんじゃなかろうか。「今時の若い人って、ねえ」なんて自分のことを棚上げにして呟くレディー達が、おっさんの古臭い説教を聞いて「そうよ、そうなのよ。もっ言ってやって!すかっとするわぁ」なんて言っているのかしら。