歌舞伎入門 NHK-education

 公式では「気ままに語る」が更新され、和楽の素では「福助贔屓」が更新されていた。BS-hiでなんと「積恋雪関扉」と「鬼一法眼三略巻(菊畑)」が4月29日(金)前8:00〜10:45放送。見れないよ。なんすかそれ。待っていればBS2に降りてきませんかねだめですか。見たい見たいよ。観には行ったけどVTRで欲しい欲しい欲しい。ああ。貧乏は嫌だ。
 でも、本日NHK教育愛之助ナビゲートの「歌舞伎入門講座」で、ほんの少しだけ「籠釣瓶」の八ツ橋が見れたので、少しく喜んだ。ほんの一瞬。吉右衛門と。
「斬られる時はねえ、恍惚として死ねと教わりました」とか言うらぶりん。そこでお手本というか参考映像で、福助の八ツ橋が吉右衛門の次郎左衛門に斬られるシーンが。えびぞりになり、ふわり倒れるその様。絵的に美しい。全部観たい。
「籠釣瓶」自体を見たことがない初心者ながら、物語と見所は文章上で。高級娼婦に皆の前でふられ、恥ずかしさとやけくそで逆恨み、美貌の娼婦もろとも大勢を妖刀「籠釣瓶」で切り殺すブ男。ブ男の不器用で哀しい恋。金で売り買いされる高級娼婦の空しさ。実話がもとと聞くとなおさら面白い。人間て愚かだなあと思いながら観たい。福助なら尚更。
 6月まで歌舞伎座には行けそうにないのでくさくさする。襲名行きたかった今月なんてもうそりゃ行きたいさ。しかし勘三郎の「おいら演技派でござんすから器用でごんす」というのがなんかこう、時々素直に見れないのは私が悪い。
 そして芸能花舞台で、松嶋屋の「お祭り」。これは昨年11月歌舞伎座で観た。幼児をミニチュアな人という理由だけでは、無条件にかわいいとは思わぬ偏屈者なので、特に千之助がどうという感想がない。そんなくだらない感想を書いてもう寝てしまう。