べつになにもなぁ

六番目の小夜子 第一集 [DVD] なんか特別何も面白いことがない。六番目の小夜子はもう終わってしまったし、結局1.4.5.6.7.8.12話という辛うじて半分以上ではあるが、なんとも飛び飛びな鑑賞をしてしまったために、最後の最後まで良く分からないまま、私の心を洗う一時がなくなってしまった。なんだか寂しい。
 きゃあきゃあ人形達が楽しそうな絵づらは、ああもうこれ以上大人にはならんでくださいとか願わずにはいられなかった。鈴木杏山田孝之の顔が同系だなんて、男性化女性化の発展途上なこの年代でぎりぎり。生命体の臭いの薄そうなあの生き物達の可愛さといったらなにあれ。私は多分、子供を物体としか見ていないのかもしれなかった。母性って何かしら。
六番目の小夜子 第二集 [DVD] でもなんとなく面白いと思っていたこのドラマ。以前レンタル屋にもありますよ、と教えてくださった優しい方がいたのだけれども、結局レンタル屋に行くと他に観たいものに手が伸びる。もうなんかDVDまとめて欲しいんでしょなんか人形だらけで可愛かったじゃんなんて頭の中で喋る人がいる。やめてくださいその一線はまだ越えられそうにありません覚悟が出来ないです。そんなものに大金は裂けませんし、第一、人に見られたらなんて説明すればよろしいの。
六番目の小夜子 第三集 [DVD]「これなに」「え、ああそれ。たまたまもらったの」これ。これが言いたい。いや、欲しくて自分で買うたんではないんですわ。たまたま人がくれはったんですわしょうがないでっしゃろ、というスタンスが欲しい。だから誰かくれませんか。
 あでも待てよと思う。こうなったら画集とか写真集に紛れ込ませて、四谷シモンとか吉田良とかハンス・ベルメールとか恋月姫とか人形系の間に、そっと鎮座ましていたら違和感ないかもよ。だめ。誰かくれたらいいのに。小躍りして喜ぶのに。