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「ほんとにいないの、おばさん」。階段に座ってうつむく比呂さん。失くす痛みを知った高校生を演じて山田○之に並ぶ若手はいるのだろうか。あまりドラマを見ないのでわからぬけれども、ああこの辺さすが上手いっすね、と思っていたら、あっという間に、はい、次の展開。早いっすね早すぎて置いて行かれそうになるんですわ。この後はくさくさをぶつけています。あ、怒るかも。という方は読まないでください。
 色々なことに気付いてしまった。英雄さん、目は?眼鏡はもういいの?比呂さん、最近チュッパチャップス忘れていますよ。しかもエッチな高校生の、エッチの部分がごっそり消えちゃってますがな。ほんとにエッチなんすか、もうずっと最初からシリアスなままです。あと、野球のユニフォームは、どんな人が着ても尻がでかく見える。脚が太く見える。石原さとみのほっぺがそりゃもうかわいい。両手で左右からむにゅーとやりたいくらい、かわいい。でもなんか気づいたら脇役にされてる。3代目サクちゃんとして舞台で輝かんければならぬ彼が、困ったことにうっかり存在を忘れてしまうほど薄い。ひかりちゃんの左目の下のほくろがかわいい。そのうえ、左目の白目の部分にもほくろのような物がある。
 こんなひかりちゃんは、もしかしてしゃきしゃきしてはきはきしてきびきびした、こざっぱりした性格の設定なのかもしれない。違うのか。でもでも、どうみても口うるさいお姉さんキャラには見えてない。おしとやかで大人しいお人形キャラにしか見えぬのは何故なのだろう。じーっと眺めて考えた。
 市川由衣。いつもキメ顔すぎ。いつどんな時も顎を引き、上目使いに、ぽそっとかわいく口を利く。その姿は人形みたいでかわいいと思っていたが、段々飽きてきた。だいたいひかりちゃんは人形キャラでよろしいのか。いかんだろうかわいいけど。しっかり者にはとても見えない。ああ守ってやらねば、か弱くてもう。なんて女子の私までもが考える始末。微笑んでも無表情に見えるのは、常にキメ顔だから。たぶん本人は悪くない。下手なだけだから。明らかにキャスティング問題なので、悪くは言うまい。真性アイドルなのだろう。
 そして最後の野球シーン。あれひかりちゃん、もう比呂の応援には行かないって言ったはず。何故このドラマは毎回毎回、先週の内容をことごとく否定というか無視するのだろう。視聴者ばかにしとんのか。当初に全体像を見越したりなんて事はしなかったのだろうか。青写真とかなし?このドラマのヒロインって誰?主役像に魅力がまるでなし。演技もひきつけるものがない。連続ドラマとして何かが欠けてるプロットとか当たり前のことが。11回もあるのにギャグだけはり切り、あとはニュアンスでGO!ストーリー性無し。行き当たりばったりですかい。毎回主観が変わってますがな。製作者が真面目に作ってる感がゼロ。超ツマンネー。あと2回ですかふーん。
 でもでも、観客席のひかりちゃんとアイコンタクトをとる比呂さんには、キューティーの女神が舞い降りていた。でもそれだけのドラマ。ああここまで一気にぶちまけましたすみません。