驚異的な山田人気

 何故こんなにも、山田孝之はてなダイアリーにおいて驚異的な数字を出すのか。このフレーズは、もなかでも同様。しかし、おや、と思う。周囲には名前を知らない人も多い。でもでも、もしかしたら私のように口に出さずに、いや、出せずにいるだけなのかも。みんなそうなのかも。そう考えて気がついた。私は実生活で、何故かこの山田の熱に突然浮かされ今なお浮かれているこの事態を、どうしても口に出来ないでいるではないか。そういう人が多いに違いないよ。
 あれ私こんな人だったっけ、いやだこんなの私だけじゃない、そうやって安心したいのこの誰にもいえないこの気持ち、ちょっと誰かと共有してみたい。みんなは山田をどう思っているのだろう。覗いてみたいよ知りたいよ。私がキーワードで「山田孝之」の文字を見たら思わずクリックしてみる体たらくと、皆さん同じなんじゃなかろうか。
 山田孝之が気になるの。これは世の中のマイノリティ。
 そんな愛すべきマイノリティ達の熱い思いは、誰にも言えずに彷徨うばかり。アイドルならコンサートに行きお仲間に遭遇して発散可能。ヨン様現象だって同じこと。コスプレが神宮橋で群れているのも同じようなもの。しかし俳優しかも若手俳優。口にすれば、たちまち「ミーハーだねヒマだね」と斬られてしまう。もしくは「理由を述べよ」とつっこまれるかも。こわいこわいよ。
 だからブログという便利なツールで誰かの思いにそっと頷き、遣る瀬無い日常を「ヤマダタカユキ?ダレソレ」。なんていうクールなスタンスで乗り越えているに違いない、と決め付けて強引に納得。