整理をしながら京都人に怯える

mxoxnxixcxa2006-02-08

 とりあえずこのままいくと3月半ばあたりに転居が控えており、ちょっとスイッチが入ったので、持ち物を整理し始めたら止まらなくなった。ようしこの際がんがん捨てていこうよ身軽っていいわよね。何もかも一切合財を後生大事に取っておいたとてしょうがないし、どうせクソ狭いとこに住むんでしょ。
 しかし京都人。私はこれが一番の気がかりです。とにかく恐いのです。何故にすぐに「ぜんぜんかまへんよ」と言うのだ口先だけで。いや、そこはかまうだろうという場面でも「ぜんぜんかまへんよ」。こちらから断ることを前提にしたお愛想?これが読めないで途方に暮れてしまう。「珈琲のまはります?」に、ついぞ「あ、いただきます」。しかし正しくは「いえ、お構いなく」なのだった。客の私はソファーで超萎縮しましたあの経験は一生忘れません凄く恐かった。
 社長の前にも、若旦那の前にも何もないまま、私にだけ、砂糖もミルクもついていないブラックコーヒーが。「さ、のんでおくれやっしゃ」で、少しくお話をして、「まあ、のんでくださいよ」と、私が飲み干すまで。ここでは「くさい」の「」にアクセント。
 しかも若旦那様は驚くほど親切で、これは普通に考えて迷惑じゃなかろうか…ということまで進んで申し出てくださる。卑小なる私なんかに親切すぎて恐い。ああ、もなかってやつぁ、いけ図々しいやっちゃってことになっていないだろうか。本音トークをしてください。察していけるほど雅な人間ではないのです。私はこういった付き合い方がわからないのです距離のとり方というかそういうことが。
 それで、私は超悩んでいます。私は単なる客ですが、小売をしないところを特別分けてくださったという立場。私がほかのものを探していたときも、結局その若旦那様が間に入ってくださり、特別に小売をしてもろたりという感じ。私、わかりまへんの。京都では、売る側、買う側というクールでドライな関係ではのうて、むしろもっと人付き合い的な?買う用事はなくても連絡を取り、「そのせつは、たいへんおせわになりました。わたくし、てんきょいたしますのです。よろしくおねがいいたします」と、一報さし上げるべきやろか。
「京都、大変なところよぉ、いろいろと人間が。私は大阪のほうが好き」というてはる方が。どうしよう。楽しみな反面、死にたくなってきた。