筋肉少女帯というかオーケンワールド

 筋少大好き!とはいうには全然詳しくもないんだけれど、筋肉少女帯の音源をいくつか持っています。とにかく歌詞が独特な世界で面白く、中でも『代わりの男』というしんみりした曲が好き。大雑把に2種類に分ければ下手かなという歌声の不安定さもまた個性なのだと思う。
 駅で、自分の代わりをしてくれる男を一晩中待ち続ける主人公。来ないと分かっている男に向かって話しかける。ねえ君、うまくやりなさい。悲劇的な歌を歌ってお道化ていればば誰も気づかない。ねえ僕を早く休ませてよ。
 もうすぐ夜が明けるのに、それでも代わりの男はまだ来ないという歌。そもは待ち合わせの駅でさえも、主人公の幻想の中のものなんじゃないかっていう。シンプルでのんびりしているので、余計にああ生きることは遣る瀬無いな…なんてしんみりする。しみた。
断罪!断罪!また断罪!!