誇り高く貧乳

 こんなふやけた貧乳もどきを発見「豊胸スプレー 有名人実証済み! ラクして巨乳!絶対美乳!」
 あらまあ、まあ…。くらいしか言葉が出てこない。あんまり可笑しいので根拠のないくさくさも吹き飛ぶ気分。表皮に何か吹きかけてハリもへったくれもバストアップもあるかー!いすの上で、けっ。みたいなイヤな笑いを浮かべた。乳なんて所詮脂肪の塊じゃないさ。
 しかしこのストーリーが本当に面白いので、貧乳必見です。「私は、やっぱり貧乳なんだ・・」って、こういうのに手を伸ばすふやけた貧乳は、例えば海外リゾート開発への投資話なんかに引っかかる貧乳。アムウェイビジネスにはまり込む貧乳。中国のダイエット薬で体を壊す貧乳に決まってる。
 この面白コンプレックスストーリー書いた人は、貧乳が何たるかを分かってない!なんて乙女なことを叫んでみる。そもそも女子が「巨」になってみたいな、なんて淡く思い描くのは、何も男子に千切れんばかりにどうこうされたいがためじゃない。例えばパットなしなのになぜか妙にバストアップの効くブラをしたときに、え、あれ?結構わたし、イケてるのじゃないかしら?っていうこれは、何も男子に食い入るように見て欲しいわけじゃないんだ。もうもう、一体どうなってんの。