あーあ

 私のようなまだ何者でもない一介の女子に過ぎぬ者が偉い大人に相手にしてもらうには、こつこつと実績を積まなきゃ気にも留めてもらえない。これは世の常だよね分かってる。見ていやがれ。下唇を噛み締めて誓った。
 偉い大人の笑顔は信用しちゃだめ。いつでも相談に来なさいよ、も。エラいオレ様をアピールしたいんだよ。けれど一応筋は通した。○○の時は連絡しなさいよって言ってくれたから電話したんだ。ふーんあっそ分かったよ、みたいな返答。いつか跪かせてやる!すみません、もにかさんの足の爪でも切らせてくださいって泣いて頼んだって、結構ですわと答えるよ。でもその頃にはもう死んでるかも。
 けれども一体全体私の将来に明るい光はあるのだろうか。今のところ見当たらない。単なるろくでなし。これが現状なんじゃないのか。立ち居地はぬかるみだし、不安と焦りで手一杯。ああ生きていくって面倒くさ。こういうことを考え出すとどんどん思考回路が腐ってゆく。1999年恐怖の大王は何で来なかったのだ。期待してたのに!