ああ古くてぬるくて気持ちいい

 何も書くことがない。なので音楽方面を書き出してみようかなと思ったりもする。80年代のキラメキっぷりをリアルタイムであまり知らぬゆえ、ちょっと踏み入れるとそりゃもう新鮮な世界が待っていた。
ゴダイゴ・グレイト・ベスト(2)?英語ヴァージョンゴダイゴ・グレイト・ベスト1 ?日本語バージョン? ゴダイゴが80'sか70'sかはよく分からないけれども、たまたま耳にした『ガンダーラ』に反応して他曲を試聴し。なんですかこの退廃的過ぎる歌は。「幻のユートピアに行きたいなそこに行けばどんな夢も叶うんだって、みな行きたがるが余りに遠いって。生きることの苦しみさえ消えるというよ。旅立った人はいるが余りに遠いな。」 なんてもうこれはあの世でしか有り得ないんじゃなかろうか、というくらいに物悲しい。こんな不思議な歌は今じゃ出会えない。「どうしたら行けるのだろう 教えて欲しい」生きて。頑張って。
 当時このゴダイゴがどんな感じだったを訊ねると、結構流行った、米国進出したかったが誰かが違法薬物で捕まったとかいう話。聞けば結構おしゃれな感じの曲も多く、モンキーマジックのかっこよさはそりゃもう新しい。ほかにもどこかビートルズみたいなサウンドもあったりする。
 80'sというと、US系はシャウトするロックなど、そこはかとなく恥ずかしく聞いていられない感じがあるけれど、一転UKがかなりイケており、マイブームも数年続く。ニューロマンティックなどいうジャンルのプラスチックでライトな具合がなかなか調子いい。グラムも大好き。
Notoriousカラー・バイ・ナンバーズVelvet Underground & NicoVelvet Undergroundホワイト・ライト/ホワイト・ヒート(紙ジャケット仕様)ブルー・マスクチェルシー・ガール(紙ジャケット仕様)LowHunky Dory20th Century Boy: Ultimate Collection (Dig)グレイト・ヒッツベルリンディス・タイムトゥルーパレード 新しいサイクルにすっかり着いて行けなくなってしまって久しい。ぬるいやわらかいのが気持ちいいのは、かつて好んだジャンルがただうるさいとしか感じなくなってきたから。私はこの辺で脱皮するんだろうか。