エンジン 2話

 やはりこのドラマは子役全般を愛せないと辛い。電話中のキムタクにまとわりつく子供たち。ああいう子供の無邪気な様が愛せない。うるせーなキム様は電話してんだよ黙ってろなんて悪い声が頭の中で響いた。
 多分このドラマは、夢と希望を捨てないで人生というレースを駆け抜けろ!ということが言いたいドラマっぽい。私は汚れなので、つっけんどんで飾らないキムの人生悟ったような良い言葉を素直に受け取れないし、こういうドラマはやはり苦手。夢は破れることもあるさというスタンスの方が好きな汚れだから。夢が終わった人がどうやって次の人生と向き合うかの方が興味ある。
 本編では、避けて通れぬスポンサー活動が出てきた。凄い数の名詞のコレクションは、先週もなかに書いたレーサーくんも持っていた。切ないよ。お願いしますやらせてくださいで通るなら、横領事件とかを起こす親は出なかろう。でもまあドラマだし。
 堺雅人の保育士は、あれは信用してよい人なんだろうか。あの一見人の良さそうな優しい微笑の裏側には何か企んでいて、孤児院を乗っ取ろうとする悪者のスパイとかじゃないの?なんて勘繰ってしまう。小雪は寒いし、松下由樹はいてもいなくてもいい感じ。後は謎めいた高島礼子姐さんに注目ですね。
 キム様ドラマにまだ慣れていないのか、どうもキムタク節というかあの調子を見ていると「スカシてるこのお兄さんはフランクにスカシてるよ」と悪い声が頭の中で聞こえてきて困ってしまう。