シベリア超特急5

 そんな愛之助主演の『シベ超5』がやはり気になってしまう。無視しようと決めているのにもかかわらず。予告編ではらぶりんはバック転をかましていたり、電車の上で立ち回りをしていたり。『阿修羅城の瞳』なんかよりもずっと気になる。だって阿修羅〜には山下閣下が出てこないのだもの。
 らぶりんの役どころは「映画評論家・冒険家」という、どう考えても両立できそうもない肩書き。ガッツ石松は冷血漢役。山下閣下こと水野晴郎はもちろん引き続き「和製ポワロの異名を持つ名探偵」。ここらの字面だけで笑える。
 しかも歌舞伎関係はらぶりんにとどまらず、一体どうしたの?なくらいに参加。秀太郎(永井歌風)、我當(菊地冠)に大槻ケンヂ芥川龍太郎)を加えて、各者「有名な文豪」といういちいち細かいネーミング。福助中村福助)「映画に感動する名女形」一体何?な設定。「実は名優歌右衛門の若き姿」“実は”って、“福助”は大抵そうでしょう。…やはり観に行きたい。で、観終わってマイク水野め!金返せとか呟きたい。うそ。レンタル屋でいい。
水野晴郎ドットコム ここのトップ「シベ超5」に詳しすぎる解説が。予告編動画も。