「きっと誰もが応援したくなる」

 電車男の公式ができていたことを遅れて知る。なぜなぜ、こういつも山田孝之は冷えてきた私の熱を呼び起こすのか。H2のクソつまらん造りに息切れを覚え、比呂の演技にも首をかしげ脱落。しかし山田熱は再燃する。この明らかに企画モノに見えてしまう初主演作で。
 なんすかこのキモい彼は。キモいからかわいいこの複雑な乙女心は何だろう。話の筋はなんかこう、大まかなイメージ掴んではいる。読んだらいいですよと声をかけて下さった方もいるのに、目で追うのがつかれて止めてしまった駄目な人。
 でもなんかこう、ちょっと楽しみな感じもしてきた土曜の夜。真面目にラブストーリー仕立てでされても寒いばっかりだろうなと思っていたおり、予告の超ライトなノリ。イメージや空想映像満載で面白げ。でも痒い。痒いよ私よごれなんだもの。人を好きになるとどうして云々って、痒いよ痒いよ。頑張れ。頑張れ。ああ。
「おめかしして行きますから」って本にも出てくるのだろうか。おめかしって、実生活で使ったことがない。かわいい言葉。使いたい。しかし山田がかわいくて。なんでだろうクソかわいい。キャストページがキュートすぎるよ鬼太郎。
 電車男・公式