H2 7話

 みた。1月16日と11月6日「ヒ・イ・ロ」で「ヒロ」「ヒーロー」 おい。さっさと種証しかよツマンネーと思っていると、今度は比呂さんがちょっといじけ気味。しかしすねる高校男児を自然に演じたら、年齢的に難しくなってきていても、「この高校生役、山田君に」と思わせるだけの説得力はある。もう少しさらっとしてもいいけれども。
 だんだん痒いのをリモコンを握り締めてぐっとこらえること自体が楽しめるようになってきた。たぶん私はこのドラマにようやくノッてきた。もうすぐ、流しソーメンに代表される一連の風の吹きぬける感覚にも慣れてくるに違いない。
 でももう、正直言ってひかりちゃんと比呂さんにのせられた私には、すでに英雄と春華がたんなる邪魔なものに見え始めてしまった。もういいよ、つきあっちゃえよ!はいここでキスして!などと、もどかしく思うこの事態。このような気持ちは、純粋に顔を見比べた場合、石原さとみよりも市川由衣の方が好みだからなのかもしれない。
 そして最後、明け方の幼馴染2人。なんですか、切ない運命の2人を邪魔するのは英雄ですか。あいつめ。私はまたしても山田孝之にのせられてしまったのだろうか。山田熱を冷ますために、張り切ってこのドラマを見続けているというのに。そうして今週も観終わって、ふと、我に返る。