2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

買った

生まれ変わったmonacaなので、さわやかに電子ケトルを買いました。瞬間湯沸しポット、あっという間にお湯がわき感激しきり。所帯じみてまいりました。T-fal 電気ケトル ニューヴィテスエクスプレス 1L BF202022出版社/メーカー: T-fal(ティファール)メディア…

お誕生日でしたよ

驚いたことに、今日はもなかの生誕一年祭。正直1年もつなんて思わなかった。ユーザー登録しなきゃ見れないブログのために登録し、登録したら日記は書かなきゃいけないのだろうと思い込んで、何が言いたいわけでなく、誰に言いたいわけでなく、わけもわからぬ…

母の発達

たぶん随分前に紹介したこの本。もうこの際、このカワイク憎い化け物で遊んじゃえ。そうして泣き笑いして忘れちゃえよ。 「そやからもう、孫の顔が見たいとか言わんといて、なあお母さん」

母親このカワイイ妖怪

各御家庭の形態にもよるんだろうけれど、いくつになっても母娘はぶつかりがち。「私の可愛いお人形」でなくなった少女と母の衝突。やがてはオンナ対オンナの自尊心をかけた衝突。

Joni Mitchell「Both Sides Now」

ジョニ・ミッチェルのこの曲は「青春の光と影」という邦題の曲で、ちょっと前に誰か他の人が歌っているバージョンがJTか何かのCMに使われていて、歌詞がまさにこう、子供の頃に見ていたものが、大人になると違って見えるという感じで、胸のあたりをぎゅっと…

神の道化師

これは本当に誰どんな人にも分け隔てなくお勧めしたい大好きな絵本なので、今すぐ注文したら良いと思います。 ソレントの孤児であるジョバンニがジャグリングの才能に目覚め、イタリア中の観客を沸かせる人気道化師となり、やがて年をとり浮浪者へと戻り、懐…

しかしそれには留まらず…

意気揚々と帰る道すがら、「もにか!こっち!ほらこっちでしょ!」という声がした。振り向くとジャケット。ロングジャケット。あ… ふらふらと手を伸ばすと、売り場のおねいさんは「これねー、一点しか入ってきてないんですよー!」だめ。だめだめあんた服飾…

おばちゃんの残り物には福があり

寒がりやにはきっと、万栄の古都という名の盆地の過激に寒い冬は耐えられないと思い、今月いっぱいは財布の紐を緩めたって罰は当たらぬはずと、百貨店へダウンコートを調達に。 先日人様のダウンコートを羽織ってみたおり、その余りの軽さ暖かさにいたく感激…

森マン

「森マン」検索が相次いでいるんですが。そもそもは森山未來さんの主演舞台が昨年春くらいにあり、どうも森山未來の頭がマンソン(これ)に成っているらしいと小耳に挟んでみたところ、なんと森山さんは本当にマンソン頭になっていらっしゃった。そこで森マ…

狂人の太鼓

みてこれ!みてこれ!素敵!リンド・ウォードによる、120点の木版画で綴る寓話。長編絵本というか文字の無い小説というか、どっちでもいいけれど、紙質といい構成といい、文句なしに魅力的な一冊。 奴隷商人だった父の持ち帰った太鼓。父の教えを守って本に…

クリス・ペン死去

力いっぱいの演技派ショーン・ペンがどうしても好きになれない私なんかは、弟のクリスのほうが好きでした。 「死亡しているのが発見された、他殺ではないと思われる」 という文面。よもや自ら死んだのではなかろうかと思ってしまいそうになる文面。…惜しい人…

Irina Ionescoと伊島薫

イリナ・イオネスコが自分の娘を被写体に究極の着せ替え人形ごっこをした写真集『エヴァ』に比べ、これはカラーで被写体も増え、ぐっ娼婦性の比重が増えた感じ。エヴァは相変わらず神々しいまでに娼婦娼婦している。全体的にとても美しいです。コスチューム…

所詮イメージの産物

少女という秘密めいた響き。あまねく少女達はみんな成長なんかやめて秘密の花園に閉じこもって遊んでいればいいよ。無邪気で残酷な顔で大人には分からぬ言葉でお喋りしてくすくす笑っていたらいいよ。少女はフェアリー。失われてしまうからこそ短い少女期は…

ジョン・ベネちゃん

高校の頃、アメリカの美少女コンテスト荒らしの少女が殺されて、どうしてか日本国までもが事件究明にノリノリだった。あれから、ああ早10年ですか…年をとるはずだわ。 とかくにこういう子供にミニチュア大人みたいな格好をさせて、媚び媚び目線で愛嬌を振り…

胸張って無になるこの此岸

キーボードは肉筆よりも容易く思考が文章化されるために、言葉が流れるみたいに感情的なものになりやすく、それが語り口調の文章なれば、まるで自分に向かって話しかけられているかのような臨場感があり、私なんかはもう勝手にいろいろな人と脳内友人になっ…

念願の木靴

もうずっと欲しいな欲しいなと思い描いていた木靴。しかし手に入ったこいつも、さあ履くぞという段階にいたるにはまだ遠いらしかった。 もうちょっとこいつにヤスリをかけて履き易くすると同時に、なにかデザインでも考えて彫ろうかなとか、いや描こうかなと…

吉田良

球体関節人形の大家。和を強く思わせる顔立ちと静謐な表情はとても綺麗。 解体人形(Articulated Doll)―吉田良人形作品集

『人形−ギニョル−』加虐と被虐の悪しき世界

その背表紙に書かれた題名で手に取り、「あ、これは吉田良だわ」と中を開いてふふん、ほうらやっぱりね。と一人得意がる。そうしたらこれはホラーサスペンス大賞受賞とあったので、何やら胸が騒ぎ迷わず連れて帰った。佐藤ラギという作家。 内容は「美少年」…

白夜行2話

リアルタイムでみることが出来たと思ったら、隣にいた人が綾瀬さんが何か言うたびに「この子、下手ですわね」という。私も少しだけそのように感じ、雪穂は泣かない強い女であるべきだと願ったりもした。でも小説のラストシーンに当たる先週の冒頭シーンで泣…

イメージを変えたい気もして

カーテンは鼻血色、室内は可能な限りモノクロというのがポリシーながら、なんだか家具を昭和アンティークで揃えたいという正反対の夢もあって、骨董屋覗きという名の冷やかしをして楽しんだり。この春転居が決まっているので、もう何もかも一新してみようか…

『ロリータ』

ロリコンて、もはや少女愛のバイブルたるウラジミール・ナボコフの『ロリータ』とはなんだか別ものに思えるのは、やはり文学というフィルターを通ったいるからなのかも。 小説はものすごく魅力的な文章で、細かな描写で老いの醜さや存在の悲しさを焙り出す傑…

化け物の記号宮崎勤

ライブドアの行方が気になりつつ、小嶋社長のしどろもどろ具合も気になりつつ、宮崎勤に極刑確定という事件。なんて盛りだくさんなのだ。しかも今日は阪神大震災の日。すごい成り行き。のんきな貧乏女子には見えぬ何かが働いているの? この事件が起こったと…

おお…

出先で学芸員募集のチラシを発見し、別に応募するわけでもなく中身を見てみたら、ああ…そう。一日フルの採用でもなく、給与月13まんえん。ふーんあっそ。だから学芸員資格なんて持っていたって何の役にも立たぬのだ。大量の資格取得者に対し、需要はほとんど…

Georges de La Tour

紛らわしいながら、上の蝋燭はこの人。西洋画家で蝋燭というとジョルジュ・ラ・トゥールという感じ。夜の画家ラ・トゥールの蝋燭は暖かいです。 画像全体像

高島野十郎

これには是非に行くべきだと言われていたので、もろもろの雑事とあわせて福岡県立美術館へ郄島野十郎を観に行った。 この人は今後評価が高まっていくだろうといわれている孤高の油彩画家で、細密画出身という描写力もさることながら、ゴッホに強い影響を受け…

白夜行

原作の記憶がわりと曖昧なので、は?ラブストーリー?と思っても、いかに忠実に再現するかばっかりじゃ意味もなく、まあ原本崩して再構築するのだろうとは思っていたんだけども。 しかし…なあ。冒頭のシーン。長々あのようなシーン。録画したんだもの、最後…

海女になれるよ

生牡蠣があると頼まれ、何故か牡蠣こじあけ係になった日。ところが驚いたことに、すごく上手だった。セットの軍手と牡蠣ナイフを使い、何処が合わせ目かも解からぬごてごてのグロい塊が、私の手にかかると難なく開いてしまう。ああ、アマだと思った。職にあ…

David Sylvian

長らく戦メリがを観たかったのは、もうこの曲が好きで好きでしょうがないからでした。『forbidden colours』は、戦メリのテーマ曲『Merry Christmas Mr. Lawrence』を坂本龍一がセルフカバーし、デヴィッド・シルヴィアンが歌っているのがもう好きで好きで好…

加齢が隊列組んで行進してくる

たとえ幾つの乙女にとっても年齢トークは禁忌といえば、日常生活でそうそう話題にのぼることはなく、わざわざ訊かれたり答えたりということも結構少ない。だから意外と免疫が無いのかも。 「ねえ、もにちゃんて●才だっけ」と無邪気に言われ、それが1つでも上…

ヴェニスに死す

トーマス・マンの傑作。芸術家の生み出す美は、自然発生する美の前では圧倒されるしかないのか…みたいなジレンマが根幹なのかなぁ。しかし全編を多い尽くしているのは美への陶酔。絶対的な美の前に屈服し、恍惚とともに破滅してゆくおっさんの話。 この小説…