友人の子は可愛いよね、美形でお利口なら
30代も折り返して、そろそろ自分の選択した人生の姿が見えてきたように思う。時がたまにある。
結婚はしない子供を持たない人生を行こうと決めて、薄給だけれど自分の特質を活かした専門職で誇りを持って欧州の片田舎で暮らしている、それがここ数年。
友人たちが結婚に焦り始める頃、なんとなくどうしても、それに共感できなかった。結婚する自分も想像しにくかったし、想像してみても浮かばなかった。多くの人が信じているものの正体が、いまいち解らない。結婚が何かのゴールというか、幸せの形という気がまるでしないのだ。苦労のスタートじゃないか。今パートナーはいるけれど、一人の時間が必要だし、一緒に住みたいとも思っていない。冷めた人間になったなあ。
私はトラウマ信者ではないつもりだし、人生が願う通りに運ばなくても、過去に犯人探しをしたところで、建設的な解決にはならないと考えている。けれどそれでも時々、何かが込み上げてくる。
続きを読むふうん、と思うばかり
そうか、そろそろ誕生日だったはずだったかとふと思ったのは、何気なく妹のことを思い出したから。
えっと、己の年から逆算して、それで24歳で死んでしまったってことは、そうかあれから7年経ってるのかと、特に何がどうなるでもなく考えた。