ここにいるよ

mxoxnxixcxa2015-11-22

どうも長らく放置しっぱなしだったもなかが、公開になってるといいな、なってなくてもまあいいかと思って、つらつら近況をネットに向かって呟いておきたいの。

異国にひとりでふらりと来て、1年半が経ちました。とある職につけたので、なんとか最低収入を得ながら暮らしています。いつまでいられるかわからないけれど、ここで生きていけたらいいのになあって今のところ思ってる。

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ここにいるよ

mxoxnxixcxa2014-08-23


 異国にやってきて5か月。まずは語学の用意をして、本番の地にたどりついてからは早2か月が経つところ。
 ずいぶん前の、ああもう生きてんのもめんどくせーなとくさくさくさくさしていた自分に言ってやりたい。あんたいつか夢みたいな風景見れるぜって。年齢が半分くらいだった頃の、青い自分に教えてあげたい。年を重ねて生きていくのも悪くはないかもよって。

 
 ちょっとした心中の穏やかさを保つに難い局面に出会っていて、あーもう食べる気になんねーな、どうしてどうしてって凹みかけていたので、初めて2010年の5月以降のもなかを読み返した。人生で一番最悪だった頃だ。
 この頃に比べたら、もうどんなことだって大したことじゃない。この頃以上のことは、もう私の人生には起こらない。それで、私はその時期をなんとか不恰好にでも一人で乗り越えてきたじゃないかと思える。
 時間の経過は、良いことも最悪なことも押しなべて柔らかく終わったことに変えていく。ああもう、えぐられるようだっていう痛みだって、気づいたころには鈍痛になって知らないうちに時々うずく傷痕になっている。深呼吸して、目の前のことをこなしていけばいいのだ。
 私は強い。いつも最終的には強かった。もなかは私の恥部でしかないんだけれど、メルシーだよもなか。そうだった、私は強いんだったって思い出した。こんなゲロを、王様の耳はロバの耳穴に吐き捨てながらやってきたんだった。

 私は元気。フランスの田舎町で相変わらず一人身で、たまにくさくさしながら、でも夢みたいに幸せ。ここにいつまでいられるのかはわからないけれど、先のことはその時考えればいい。

いかがお過ごしでしょうか

mxoxnxixcxa2013-12-28

Aujourd'hui est que le premier jour du reste de ta vie.

Today is the first day of the rest of your life.

今日が残りの人生の最初の日

今年が終わってゆく…。早い…。年々早くなるなあなんて、取り立てて言いたくもないんだけれど。
私は今年を、ジャンプする決断の年にするんだ―!と随分前に宣言して、自分もそのつもりなのだとコメントをくださった彼は、その後いかがなのだろう。彼は思い描いた一年にできただろうか。なんて考える。
私は今準備しているところ。春には異国。そこそこ長くいた古都も、これが最後の秋、最後の冬だなあってまだ実感もなく過ごしているところ。一軒家分に増え広がった家具やら本やら画集やら写真集やら服やら靴やらアトリエのお荷物やらやらやら。どうやって処分しようか頭を抱えて、結局まだそっとしているところ。
友人たちとは離れがたいけれど、そもそも海外を含めて5か所で育って、その後古都に移って今に至る私には地元もないし幼馴染もいないし、故郷もばくっと日本。実家があるところが地元ってわけでもない。何処に行ってもよそさんだけれど、そのかわり何処にでも行けるって信じてる。
書類が一番苦手な私が、ややこしい言語のお国の書類をすべて揃えてクリア出来るのか非常に疑問で、とてつもなく不安。でもでも、どこか晴れ晴れとした気分。捨てられないものなんてないし、行き詰まったらその時考えればいいんだもん。

1年に1度だけ、神様のようなものと和解するクリスマスには教会にいって、にこにこ兄弟のみなさんとキャロルを歌って、司教のミサを受けて、今年も神様のようなものと和解してきた。
言えないでいた友人たちに、この冬いっぱいで京都を出て行くことも伝えた。寂しがってしょんぼりしてくれる人たちがいるのは、とても嬉しいことだと思う。確かに私はここに住んでいて、何かを築いてきたっていう事だから。
最も仲のよい友人たちには、新年会で言うつもり。一緒に居ると楽しくて、あと何回こうやってみんなで会えるかな、とか言えない。私が最初に出て行くのは辛い。距離が離れれば、今のままの関係で居続けることはできなくなることを知ってる。どれだけ親しくても、知らないうちに離れて行く関係もあるって知ってる。彼女たちと友人であり続けるだろうけれど、会う度にイベントを企画して、あれやこれやと一晩中騒いでいられるのは終わり。スカイプ飲み会もするだろう。けれど、1.2回やって、なんとなく続かなくなることを知ってる。変わらないものはないってことを知ってる。
でもいいの。良いことも最悪の事も過ぎて行くのを知ってる。ここを置いて出て行くの。私は今、その締めくくりを始めたところ。新しい場所で何に逢えるだろう。今日が残りの人生の初日。その中でいちばん私が若い日。三十路がなんだってんだ。ジャポネーゼは見た目だけは若いんだからね!
良いお年を!
新しい年が最良の一年となりますように。